ユーザーにフラストレーションを与えない!効果的なプッシュ通知設定

ユーザーにフラストレーションを与えない!効果的なプッシュ通知設定アプリのUIを設計する際には、デザインだけではなく、UXの設計も重要です。UXの最適化には多くのアプローチがありますが、その中には学術的なものもあります。今回は、プッシュ通知に関するアプローチをご紹介します。

プッシュ通知、効果的に使用できていますか?

アプリには欠かすことのできない「プッシュ通知」。ユーザーに通知したいことがある時に、とかく使いがちですが、効果的なタイミングで使用できていますか? プッシュ通知の頻度が高かったり、毎回同じタイミングで同じ内容のプッシュ通知を送り続けたりすると、人間にはフラストレーションがたまることがあります。「またかよ」とか「わかってるよ」と、ユーザーに思われては、プッシュ通知の意味が半減します。また、フラストレーションが多くたまると、ユーザーは別のアプリに乗り換えてしまうかもしれません。だからといって、プッシュ通知を使用せず、必要な情報を適切なタイミングでアプリから通知することをしなければ、アプリが機能不足だと思われてしまうこともあるでしょう。このように、プッシュ通知の頻度やタイミングは、ユーザビリティーや、アプリのユーザーの拡大を考えるうえで非常に重要なことといえます。

プッシュ通知の、メリット/デメリット

プッシュ通知は、アプリから人間に対して、注意すべき情報を伝えるためによく使用されます。プッシュ通知のメリットは、なんといっても、通知したい事象が発生した時にアプリからいつでも送れることです。新たに交通障害が発生したことを交通情報アプリから通知したり、対象店舗に来店したことをポイントカードアプリから通知したりなど、アプリ開発者から見ると、ユーザーに通知したいことには事欠きません。また、プッシュ通知は、ほかのアプリを使用している時にも送ることができます。LINEのメッセージの受信などは、その最たる例ともいえます。しかしながら、そのメリットはデメリットでもあります。アプリやブラウザで調べごとをしている最中、ゲームをしている途中など、プッシュ通知が邪魔に見えることもよくあります。このように、プッシュ通知にはメリットもデメリットも多くあります。このデメリットをいかに減らすかで、プッシュ通知をより効果的なものにすることができるといえます。

プッシュ通知に関する学術的なアプローチ

プッシュ通知をより効果的なものにする方法については、アプリ開発者だけではなく、研究者も注目しており、論文がいくつも発表されています。その中から今回は、慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科・特任研究講師、大越匡氏の論文「Towards attention-aware adaptive notification on smart phones」を取り上げてみます。この論文では、アプリのプッシュ通知だけではなく、より広範な計算機についても説明しています。現在の社会では、人間に対して、スマホやアプリで使用しているアプリから、かつてないほどのプッシュ通知が送られるようになり、人間の注意が簡単に乱される時代となりました。その結果、普段の生活に影響を与えることも増えました。プッシュ通知が煩わしいものとなり、人間に対して、情報を伝えるという本来の目的を果たせないことが増えています。この論文では、スマホ内蔵のセンサーだけで、受け取る人間にフラストレーションをかけずに、効果的に通知するためのミドルウェアが提案されています。

学術界のナレッジで、より効果的なプッシュ通知を!

社会人の開発者の方はぜひ学生時代に学んだことを思い出してみてください。当時は無駄だと思っていたことが社会に出てから役に立ったことが意外に多くありませんか? アプリの開発者は、類似アプリのUXや、既存事例を参考にしがちです。しかし、アプリ開発とは一見関係のない、学術界にも参考となる情報がたくさんあります。そのような情報も効果的に利用することで、類似アプリとはひと味違うアプリを作ることができるのではないでしょうか。

参考:

プッシュ通知を正しく使ってアプリを有効に運用するには

だん皇子

回路設計、基板設計から、製造、量産といった、商品開発におけるハードウェア製造を得意とするエンジニア。 最近は、個人発のモノづくり「ハッカソン」からの作品をマーケットに投入して一般消費者に広めるべく、日々奮闘中。 原宿・Kawaii系ファッションを愛し、コスプレとしか思えない服を私服として着用。でも一応男子。

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