競争激化!これからのスマートホームをコントロールするハブデバイス/サービスは?

競争激化!これからのスマートホームをコントロールするハブデバイス/サービスは?家庭内のさまざまな機器をIoTによるネットワークでつなぐ「スマートホーム」。4月から家庭向けでも電力の自由化が始まり、各家庭では、これまでの大手電力会社の既存プランでない、ライフスタイルに合った電力消費が可能になると期待されています。そうした状況下では、HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)をはじめ、自宅での電力状況を可視化し、電力消費を最適化したスマートホームの存在感が高まっていくと考えられます。スマートホームの根幹をなすホームゲートウェイとして、さまざまなIoTデバイス/サービスに可能性が見られます。どんなデバイスにどのような機能が備わっているか、確認していきましょう。

必要な情報を液晶ディスプレイに表示‐LG「SmartThinQ Hub」

韓国のLGが発表したホームゲートウェイ「SmartThinQ Hub」は、円筒形のスピーカーがハブとなって、住宅内のデバイスをコントロールします。LED照明などを操作できるZigbeeやWi-Fi、Bluetootohなどのワイヤレス規格をサポート。さらにこのスピーカーは上部に3.5インチ液晶ディスプレイを搭載し、Bluetoothスピーカーとしても機能するおまけ付きです。LG製のIoT家電をコントロールできるほか、SmartThinQセンサーと連携することで、従来の家電をスマート家電に変えることもできるそうです。2014年にGoogleが買収したことで話題となったIoTを活用した住宅設備の代表的存在、Nestのスマートサーモスタット(温度調節装置)にも対応しています。液晶ディスプレイには、家電の状態やスケジュール、天気などの情報が表示され、例えば洗濯が終わればアラートを鳴らすといった方法で情報を提供してくれます。スマートフォンを手にしていないときでも、必要な情報がディスプレイ上で確認できるところが便利です。IoTデバイス用のアプリを開発する際には、このように使用者の目線に立って、どんな情報をスマホ上/デバイス上で知ることができたらよいかを考えたいものです。

後付け可能!フランス発のだるま落とし型ハブ‐「MyxyPod」

芸術の国フランス発のスマートホームデバイス「MyxyPod」は、だるま落としのようなユニークな形状がポイント。この製品は、

  • ライトコントロール
  • パフュームディフューザー
  • マルチルームスピーカー
  • セキュリティコントロール
  • ハードディスクドライブ
  • 天気予報
  • ヘルスコントロール

というように、デバイスが機能別に分かれています。自分の欲しい機能をだるま落としの輪のように付け加えたり、取り外したりすることが可能です。規格はDEEZERのほか、Spotify、dlnaといったサービスに対応しています。セキュリティコントロール機能は、自宅を守る監視カメラや警報器の役割を務め、ヘルスコントロール機能は、体重管理などが可能です。そのほかのパーツも多様な機能を提供します。必要のない機能を含んだ高額なデバイスを購入しなくても、自分の欲しい機能だけを利用できるところが便利です。このような発想は、アプリを開発するうえでも参考になります。必要のない機能がたくさん表示されるよりも、ユーザーが欲しい機能だけが優先的に表示されたほうが使い勝手が良くなりそうですね。

クラウドで効率化された安全性の高い通信を提供‐ニフティ「スマートサーブ」

ニフティが提供する「スマートサーブ」は、自宅のネットワーク(LAN)に接続された機器を外出先から操作できるネットワークサービスです。電気を消したかどうかが気になるときは、スマホから自宅のIPカメラにリモート接続。部屋の様子をチェックします。電気がついていたら、スマホで自宅の「iRemocon」(学習リモコン)を操作して消すことができます。帰宅前にエアコンをつけて、部屋を快適にしておきたいというときも、スマホから自宅のiRemoconを操作しクーラーのスイッチを入れるという操作が可能です。こうしたサービスを利用する際には、セキュリティのことを心配する消費者も多いでしょう。しかし、スマートサーブでは通信が高度に暗号化されており、安全性の高い通信が行えます。また、クラウド化の技術によって、複数の宅内ネットワークを単一のシステムで管理するため、通信が効率化されるという特長があります。

今後もスマートホーム市場での競争は続く

スマートホーム市場においては、今後もさまざまなIoTデバイス/サービスが現れ、競争が繰り広げられるでしょう。それぞれの特徴を、技術面とユーザーにとっての利便性の両方の観点からチェックし、今後こういったデバイスやサービスにはどのようなアプリが求められるかを予測していきましょう。

参考:

デバイスのIoT化にお困りのメーカー担当者様へ

新田若菜

IT系企業、マスコミ勤務を経てフリーライターとなる。 現在海外在住。ビジネスから美容、IT、フード、トレンド系など幅広くフォロー。

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